It is the area that historical character, Heizo Hasegawa visited. Fukagawa is protected in the long history and classic culture.
Heizo Hasegawa is the famous person who arrested a thief and a thief.
火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)同心(どうしん・平蔵の部下)
木村忠吾(きむらちゅうご)は市中見廻りの担当区域である、ここ深川を見廻っていた。
忠吾は深川をあらかた見廻ったのち、蛤町(はまぐりちょう・現在の門前仲町付近)にある永寿山海福寺の門前へさしかかった。
忠吾はここを素通りすることはできない。門前の豊島屋という茶店で出している一本饂飩(いっぽんうどん)が忠吾の大好物なのだ。
店の女中は顔なじみの忠吾を奥の小座敷へ入れてくれた。
そこへ、「同席かまわぬかしら?」と妙にやわらかな男の声がした。
声をかけてきたのは見るからにたくましい堂々たる体躯の侍だ。
侍は小座敷にあがりこんできて忠吾へ寄り添い、「お酌いたそう」と忠吾の耳もとへ
唇を押し付けるようにして囁いた。そして、忠吾の臀部を撫でさすった。
そしてこの夜、忠吾は役宅へ帰ってこなかった。
次の夜も忠吾は帰らぬ。これは尋常ではない、と長谷川平蔵は忠吾を捜索することを決め、
火付盗賊改方一同に忠吾の足取りを探れといいわたした。
その頃忠吾は暗い湿っぽい穴蔵の中に囚われ、手足を縛られていた。
そこへくだんの侍がやってきて忠吾に男色の相手をさせようとする。
「な、何をする。ば、ばかなまねはよせ」「あっ...う、う......」
次の日、食事の時間に忠吾の縄は解かれた。
このままこの怪しげな穴蔵にいたのではなにをされるかわからぬ。
仲間に知らせる手立てはないものか。忠吾は平蔵に言われた言葉を思い出す。
「考えよ。何事も考えれば道は開ける」と。
牢の格子から川が流れているのが見える。
忠吾は身につけていたフンドシを解いて川へ流した。誰か気づいてくれ!
忠吾がいなくなり4日が過ぎた。平蔵は何も手がかりが得られないままである。
そこへ、平蔵の密偵からの報告があった。
霊岸島から越中島までくまなく探しましたが何も手がかりは見つかりません。
変わったことといえば、川をフンドシが流れてきたことくらいです。
はじめは大きな白鰻だ、いや長いひもだ、長い饂飩だ、と。
長い饂飩だと!?平蔵は忠吾が豊島屋の一本饂飩に目がないことを知っていたのだ。
豊島屋の女中から情報を得た平蔵は、忠吾と一緒に飲んでいた男を街中を探してつきとめ、
寺内武兵衛(てらうちぶへえ)という盗賊であることがわかった。
これを密偵のおまさに尾行させ、忠吾が囚われている船宿に討ち入った。
「火付盗賊改方、長谷川平蔵である!神妙にいたせ」
こうして忠吾は無事助けられ、盗賊一派は捉えられたのである。
後日、平蔵は忠吾と深川の見回りをしていた。
忠吾は一言もいわず、平蔵のうしろをとぼとぼとついてきた。
どうやら忠吾への噂を気にしているようである。
「おめぇ、助けられたときは下帯も無く素っ裸だったそうだなぁ」と平蔵。
「ですから、あれは噂のようなことではございません!決して武兵衛に気に入られるためではございません。どうか・・どうか信じて」
平蔵や同心達にからかわれ、愛される忠吾なのであった。
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ここ日吉屋は忠吾が愛した一本饂飩が食べられる、大正6年創業のそば屋さんです。
現在の主人は3代目の眞野さん。去年、一本うどんを深川名物として
復活させたいと夜な夜な試作を繰り返していたところ、ひょんな事から父が残した手帳が見つかり、
そこに一本うどんのレシピが書いてあったのだそう。
これは父が40年以上前に台東区のお店から、
その店が辞めるまでは作ってはいけないという約束で教えてもらったもので、
そのレシピでようやく完成にこぎつけたそうです。
親指ほどもある太い一本饂飩。キャッシュを見つけたあとは深川の新名物を味わってみてはいかがでしょうか。
キャッシュは日吉屋の近くにあります。店内にはありませんのでご注意ください。