友人N失踪事件
事件が起きたのは私が小学校4年生のある日、同級生N君がここみどり橋で忽然と姿を消したのです。
友人N君はいつも通り近所の小学生と一緒に、班登校で学校に向かいました。
学校を目前にした国道4号線に架かるみどり橋にて、N君は「忘れ物したので家に帰って取ってくる」と同じ班の妹に言い残し、ここから200mほど東にある家へと引き返しました。
学校では朝の点呼を行うもN君は登校しておらず、担任から親御さんにお休みなのかと電話で確認を取りました。
ところが母親は「息子のNは間違いなく学校に行きました」の一点張りで、困った学校側は一つ学年下の妹に聞き取りをしてみた所、みどり橋での兄とのやり取りがはっきりし、母親にもう一度家の中を確認してもらったが、結局N君を見つけることはできませんでした。
そこからが大変でした。
学年主任と教頭先生が、その頃はやっていた「これは誘拐かも」となり、親御さんと相談して警察へ一報を入れました。
石橋警察署も初動が早く、N君宅と学校へ警察官が向かいました。
浮足立ったバレバレの先生たちの動きを見ていた生徒たちにもデカい尾ひれを付けて話が広がり、N君は「宇宙人に誘拐された」「神隠しにあった」だの噂は様々で、中には「仲の悪い不良兄に〇〇されたんじゃないか」など、さながら想像力の品評会でした。
放課後、私も友人と一緒に心当たりある周辺を自転車で夕方遅くまで捜索しましたが、N君を見つけることは出来ず諦めて家へ帰ることになりました。
結局その日は警察でも行方がわからず、一晩が過ぎた翌朝、誘拐も想定して担当刑事がN家で逆探知等の準備に取り掛かろうとしていました。
その慌ただしい中で・・・・・・・・突如、居間にN君が現れたのです。
父親と刑事はびっくりしたと同時に、「どこにいたんだ!!」とハモりながら聞いたそうです。←【後日のN君談ww、意外と冷静w】
困りながらN君は・・・・「押し入れでずっと寝てました・・・・」と、
「どうして~!」という問いかけに、その日の期限であった「宿題の作文が出来なかったので学校に行きたくなかった」と答えたそうです。
現実逃避したく押し入れに籠ったら、思いきや心地よくて、そのまま寝てしまったとのことです。夜中にお腹がすいて目を覚ましたが、誰もいない台所でバナナを2本食べたら、そのまま押し入れに引き返してまた寝てしまったようです。
これが直接N君から聞いた事件の顛末です。
正直、当初から私たち友人たちは、彼の度の抜けたのんびりで物怖じしない性格と6年生並みの体格を考えれば、誘拐はないかなと考えておりました。
しかし、あと1日行方が分からなかったならば、全国ニュースにもなり兼ねなかった事件ですが、後日仲間内では、テレビでN君が報道されれば更に面白かったのになと、いつも話題になります。
以上、N君失踪事件のお話でしたが、
今回、彼が失踪した? その現場にキャッシュを設置しました(* ´艸`)
※キャッシュにはペンは入っておりませんのでご持参ください。
This is the story of when I was in elementary school and my friend disappeared for some dumb reason on this pedestrian bridge and came back.