恐怖の黒猫
これは私が大学生の頃のお話です。
当時、鹿沼市内に住む友人がおりまして、仮にA君としておきましょうか。
そのA君から聞いたお話です
仕事で帰りが遅くなったある日、A君はすっかり日の落ちた鹿沼市内の道を彼女との待ち合わせ場所へ向かうべく車を走らせておりました。
途中、何か黒いものが飛び出し踏みつけた感触がしたので、車を止めて確認したところ、小さな子供の黒猫でした。
可哀想なことをしたなあと思ったA君でしたが、彼女との約束もあり急いでいたので、このまま屍骸は放置して再び夜道を走り始めた。
そのまましばらく道を走りつづけていると、バックミラーに凄いスピードで彼の車を追いかけてくる何かが見えてきました。
あれはいったいなんだろう。
A君が不思議そうに見つめているうちに、バックミラーに映るものの姿はどんどん大きくなっていく。
あれは・・・く、く、黒猫だ!
バックミラーに映っていたのは、子猫を口にくわえた鬼の形相の大きな黒猫の姿でした。
まさか、あの子猫の親が俺を追いかけてきたのか。
慌ててスピードメーターを確認してみると、時速60キロは出ている。
ありえない、ありっこないんだ、黒猫がそんなスピードで走るなんて。
それどころか、バックミラーに映る黒猫の姿はますます大きくなり、A君の乗る車との距離をどんどん縮めていくではないか。
A君は震えながらアクセルを踏み込みスピードを上げる・・・だが、間に合わない。
慌ててA君は空いていた敷地を見つけて思いっきりハンドルを切って逃げ込みましたが、黒猫もその後をついてきて横に並びました。
そしてその場所には無数の黒猫がおり、とうとうA君は周りを囲まれてしまいました。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
A君は祈るようにそう呟きながら恐る恐る顔を上げ、その姿をはっきりと見た。
彼の車の横に並んだのは、ク〇〇〇ヤ〇〇の宅〇便・・・そしてこの場所は、ヤ〇〇運〇の営業所だったんです。
昔からあるしょうもない話を読んでいただき有難うございました。
キャッシュは巨大な黒猫が見つめる場所に設置しました。
※ペンをご持参ください。