キャッシュは醸造試験所跡地公園に隠しました。
フェンスの向こうにある赤レンガの建物が赤レンガ酒造工場と呼ばれている旧大蔵省醸造試験所第一工場です。この建物は明治36年に建設され、醸造に関する唯一の国立の研究機関として、日本酒造りの近代化と発展に貢献しました。平成26年12月10日に国の重要文化財(建造物)に指定されました。
設計は横浜赤レンガ倉庫(横浜新港埠頭倉庫、1911年)や神奈川県立歴史博物館(横浜正金銀行本店、1904年)を手掛けた、妻木頼黄(つまきよりなか、当時は大蔵省総務局営繕課長)です。。
建築にあたり妻木は、当時冬季に限られていた日本酒の醸造を四季を通して行えるようにするため、ドイツのビール工場を参考にして設計したと伝えられています。冷却機など醸造用諸機械もドイツから輸入した最新鋭の酒造工場でした。。
工場のレンガは渋沢栄一らが設立した日本煉瓦製造会社の上敷面工場(現在の埼玉県深谷市)で作られたものです。
住宅街にひっそりとたたずむ公園には桜が植えてあり、地元では穴場の花見場所として憩いの場所として利用されています。
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