彦谷神楽は、明治28(1895)年に当地の松島竜三郎氏ほか20数人によって、創始されたと伝わっています。 同神楽は隣の地区にある大前町大原神社の御神楽(大和流渋井派)から派生して、独自に発展を遂げて今に至っており、テンポが他の神楽団体に比べて、早目であることや一切口上がないところが特徴的です。 年間の活動実態は地元中心の活動で、春と秋の例大祭は地元の神社で奉納神楽を催しています。座数は13座あり、もっぱら6~7座を演舞しています。 保存会は、葉鹿町彦谷の相続人のみに伝承する習慣で、明治28年の創始以来の座数を減らすことなく、100年以上継承しています。現在は後継者育成とともに技の継承と研鑽に努めています。 彦谷神楽は、ほかの市指定の無形文化財になっている神楽と比べても何ら遜色のないものであり、地元の氏子組織の強い支援のもと継承してきた民俗芸能として貴重です
このように歴史ある地にキャッシュを設置します。